え、いつ変わったの?

 たしか昔、体の半分以上を火傷すると皮膚呼吸ができなくて生きていられないといった話を聞いたように思います。
ところが子供にその話をすると、「どういう迷信?カエルじゃあるまいし」と言われました。
調べてみると 人間では皮膚呼吸などほとんど無いらしいです。
90分単位の睡眠と言う話もあまり確定したものでないと聞いてびっくり。
もっと驚いた話ではダイオキシンが昔言われていたほどは実際には毒性が強くないらしいです。(厚生労働省のホームページや武田邦彦さんの解説によると) 以前に、NHKのためしてガッテンや朝イチやら(昔で言えばみのもんたさんの番組やら)で仕入れた知識がどんどん変わっているようです。
「え?いつ変わったの?変わったらちゃんと教えてよ」と言いたくなります。
 ホームセンターに行くと、パロマかどこかのガスストーブだと思うのですが、もう10年以上前の製品の欠陥についていまだに回収の呼びかけがなされているのを見ます。
「今更10年くらいも使用して点火の具合が悪いとかそんなこと言ってくる人もいないだろうし、問題が起こるならとっくに起こっているだろうに、まだポスターで回収のお願いを続けて、なんて律儀なんでしょう」と苦笑していましたけれど「欠陥のある商品は最後の1つまで見つけて回収します!」と言う姿勢は誠実で素晴らしいと思います。
これに対して「真剣に調べますが、それでも間違いはあり得ます。もし間違った事を報道した場合は視聴者全員の誤解を解くまで訂正します」などと言う姿勢のあるマスコミはあるのかしら?と思います。
 人に間違った情報を与えて判断結果が変わってしまうのは点火の具合が悪いかどうかよりよほど大きな問題だと思います。
 確か昔、朝日新聞の従軍慰安婦でっち上げ記事に対し、池上彰さんがもっと広く周知するような訂正記事を出すべきだといったような趣旨のコラムを書かれて、そのコラムを新聞に掲載するかどうかで揉めた事があったように思います。
例えば1ページの間違った記事があったらその倍以上の訂正記事を載せないと、最初にすりこまれた印象が残ってしまうと思いますが、そのような大々的な訂正は見たことがありません。
辞書等では正誤表がつきますが、テレビや新聞では定期的に正しかったかを検討して、まとめて一覧にして見られるような形で発表すると言う事はありません。
でもそういった愚直な努力がなされることが信頼を高め支持をされる方法だろうと思うのですが。

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